身内が亡くなって喪中の時、新年の挨拶やお祝い事などは控えることが多いですよね。
でも、甥っ子や姪っ子へのお年玉ってどうしたらよいのでしょうか?
喪中だからやっぱりお年玉もあげないほうが良いのかな?と悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、喪中の時のお年玉のマナーについて書いていきます。
喪中の時にお年玉はあげる?あげない?
お年玉の本来の意味は(ここでは簡単に書きますが)、新年の神様である年神様をお迎えするためにお供えした鏡餅を家長が家族へ分け与えたものが基となっています。
喪中のときは鏡餅や門松などのお正月飾りも飾りません。
さらに現在ではお年玉は新年のお祝いとしてあげるという意味合いが強いです。
なので喪中のときは原則としてお年玉も控えたほうが良いでしょう。
ですが、お年玉は子供たちにとっては年に一度の一大イベントのひとつ。
お年玉をもらえるのを楽しみにしている子供がほとんどで、喪中だからとお年玉をもらえなかったとしたら、子供たちはすごくがっかりしますよね。
そこで一般的には、喪中の時は「お年玉」ではなく「お小遣い」などとして渡す方が多いのです。
これは自分が喪中の場合、相手が喪中の場合も同じです。
子供に渡すときは、「今は喪中だから、お年玉じゃなくてお小遣いを渡すね。」とひと言添えるのも良いかもしれませんね^^
喪中の時のお年玉のポチ袋や表書きについて
喪中の時にお年玉ではなくお小遣いなどとして渡す場合、お金を入れる袋はお年玉袋ではなく、無地やキャラクターのポチ袋を選んで入れると良いでしょう。
お祝い事を連想させる紅白や金銀の水引が書かれたものは避けます。
表書きは、先に挙げた「お小遣い」の他、「書籍代」「文具代」「玩具代」など、相手の年齢などを考えて書くと良いですね^^
喪中の時のお年玉には新札を入れなくても良い?
一般的に、結婚や出産、入学などのお祝い事には折り目のない新札を使い、香典やお見舞いには折り目のあるお札を使います。
お年玉は新年のお祝いの意味もあるので、新札を準備して三つ折りにしお年玉袋に入れるというのがマナーになっています。
ですが今回は喪中で、お年玉ではなくお小遣いとして渡すもの。
なので、新札にはこだわらなくても良いでしょう。
ただし、汚れたお札、破れたお札、シワだらけのお札ではなくなるべく綺麗なお札を入れてあげたいですね。
もちろん、新札でも大丈夫ですよ。
おわりに
喪中の時のお年玉についての疑問は解消されたでしょうか?
喪中とはいえ、お年玉は子供たちにとって一年に一度のすごく楽しみなもののひとつ。
喪中のときは「お年玉」ではなく別の名目で渡すという、子供たちをがっかりさせたくないという大人たちの工夫が見えますね。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです!
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